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下町ロケット キャスト 第1話 橋下さとし [TVドラマ]

【橋本さとし】

佃製作所を特許侵害で訴えたのは、ナカシマ工業です。担当部署は企業企画部で、担当は法務
マネージャーの三田公康、その役を演じるは橋本さとしさんです。

橋本さとしさん、本名は橋本哲です。1966年生まれで大阪市出身です。大阪芸術大学芸術
学部舞台芸術学科卒業の本格的な大型俳優さんです。

事務所は、古田新太さん、生瀬勝久さん、そして名優の村井國生さんが所属する㈱キューブで
舞台でも活躍しています。

でも今回の役はちょっと悪役ですね。大企業の横暴なマネージャー役を演じています。






【ナカシマ工業の訴訟戦略】

さて、原作のナカシマ工業の訴訟戦略は、兵糧攻めです。

ナカシマ工業が訴え、プレス発表をすれば、佃製作所と付き合っている会社はどう思うだろうか?

メインバンクの反応は?それぞれ積極的に佃製作所とは付き合わなくなるだろう。

そして、裁判です。
金も時間もかかる。裁判が長引けばどうなるか?さて佃製作所は耐えることができるか?

【バー】

都内のバーで三田と部下の西森はこれからの展開に酔いしれていました。
西森は、「そうやって自滅してくれれば、裁判がどうなろうとナカシマ工業の勝ちですね」
と三田の目を見て満足しています。

三田は得意げに言った。「この世の中には二つの規律がある。それは倫理と法律だ」殺人は
法律で禁止されているからではない、そんなことをしてはダメだ。と言う倫理が人間を支配
しているからだ。

だが、会社は違う、会社は法律さえ守っていれば、どんなことをしたって罰せられることは
ない。相手企業の息の根を止めることも可能だ」と
説教染みた話を西森に言った。

そのためには「訴訟」というツールを使うのだ。これがナカシマ工業の戦略なんだ。と
倫理観がまったくない二人の会話です。

二人の会話は、佃製作所の息の根を完全に止めるのではなく、中途半端にし、痛めつけ、
死にそうになったら手を差し伸べる、生殺し作戦です。

そう、和解だ。賠償金の代わりに株式の過半数で手を打つのだ。
三田は誇らしげに西森にいうと、空のグラスをバーテンに掲げおかわりを告げた。

【殿村部長】

そんなことも知らずに、佃製作所では「覚悟はしましたが、感触は予想以上に厳しいですね」
と、殿村経理部長は疲れ切った表情です。

白水銀行に断られた三億円の融資を引き受けてもらう先を探すため、連日銀行回りをし
疲れ切っています。

東京中央銀行と城南銀行にそれぞれ一億五千万円ずつ申し込んできました。
しかし、東京中央は正式に見送りの連絡が入り、城南は稟議中だが見込み薄の状況です。

佃は「やっぱり貯金、遣っていくしかないか」と諦め口調で殿村に言います。
殿村は「定期解約は白水銀行にいって話をつけています」と佃に報告しました。

殿村は白水の紐付き出向の身分で、給与の一部は銀行から今でも出ています。
七億の定期を取り崩す交渉はとてもつらい交渉です。

定期を崩して食いつないで一年、その一年で訴訟を乗り切り、京浜マシナリーからの
取引停止で減収した売上の穴埋めもしなければならない。

そんな時、また新たな難題が佃に迫ってきたのだ。
京葉平和エンジニアリングから、ステラの発注をキャンセルしたいと言う話だ。
製造ラインに載っている製品のキャンセル。先方の言い分は訴訟に負けたら・・・と言う。

【顧問弁護士】

訴訟に勝たねば、でも佃製作所の顧問弁護士は少し頼りない田辺弁護士です。特許訴訟は
特殊な分野です。
山崎開発部長は、弁護士を変えた方が良いのではと目が訴えていました。

さあー、第一回口頭弁論はどうなるのか・・・・

【第一回口頭弁論】
第一回口頭弁論は佃製作所にとって不利な状況になりました。

ナカシマ工業の弁護士は余裕綽々です。40過ぎの、頭のキレそうな銀縁メガネの男と、
20代と思しき、若い弁護士が控えていてエネルギッシュな印象を見る者に与えた。
ナカシマ工業の法廷戦略の術中に填められています。

ドラマでは、一人の先生で演出していますね。

やはり顧問弁護士の田辺先生ではまずいなー

「これじゃあ、いつになったら結審するか知れたもんじゃないな」と佃は落胆します。
田辺先生が法廷から出てきた、その時に佃は言いました。

「この事件は田辺先生では荷が勝ち過ぎているということはありまえんか」

佃はできるだけ穏やかに言ったつもりです。「向こうの弁護士はどうも技術系の知識がかなり
あるようだ、指摘されてわからないことがあるたびに、次回に回答するでは・・・」

佃製作所に与えられた資金繰りの猶予は1年しかない。崖っぷちに立たされています。

【殿村の進言】

その時、殿村は「先生、申し訳ありませんが、この裁判、弁護士の選定からやり直させて
もらえませんか」と、思いがけない一言を弁護士にぶつけた。

田辺は不愉快極まる顔をして、殿村に言った。あなたは裁判がどんなものか解っていない。
と、そして、佃と殿村を置いてさっさと席を立っていきました。

殿村はもともと、知財に詳しい弁護士に依頼してはどうかと佃に言っていました。
それは正しかった。

だが、佃は顧問なのでと言う理由で田辺に依頼したのだ。

ここは人情を挟んではいけなかったのか・・・この裁判は法律論より技術論がメインだ。
と第一回口頭弁論から得た結論でした。

【元妻の助言】

佃は、元妻の言葉を思い出した。「優秀な弁護士を知っているよ」の一言だ。気が重たかったが、
早速元妻に電話をし紹介してもらった。

弁護士の名前は神谷修一。知財関係では国内トップクラスの腕前だ。
演じるのは「恵俊彰」さんだ。

日本は中小企業の比率が99%であるらしい。

その中で顧問弁護士を契約できる会社は中堅企業であろう。役員として勤めていた前会社も
顧問弁護士はいました。

とても人が良い先生で、契約書の確認が主な仕事であり、社内の人間関係の調整役など
よろず相談役的な存在でした。もちろん法廷論争になるような案件は一つもなかったですよ。

これからは著作権や知的財産権等々の権利主張が多くなるので専門分野の弁護士を知っているか
否かがその会社の命運を分けることになるでしょう。

この下町ロケットのこの場面では、トップの判断次第で、いや部下の話を取り入れるだけの
懐の広さが試される場面です。

【訪問】

殿村、そして山崎を含めた三人で、虎の門にある事務所に神谷を訪ねたのは初夏の陽射しが
眩しい六月最初の月曜日の事でした。






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