下町ロケット第８話のネタバレ、ガウディの開発支援を財前に願う

【財前に電話する佃】

おもしろいものをおみせできます。たまには遊びに来ませんか！
と帝国重工の財前部長に電話する佃でした。

財前は状況は厳しいのでしょうか？と佃の電話に応えます。

佃は新型バルブは急ピッチで作業を進めています。
と、財前に話をします。今は、とても息があっている二人です。

【そして佃は提案します】

「完成した新型バルブの試作品を見にきませんか？」
と、財前に話します。

ぜひ、財前部長のご意見を頂きたいのです。






【財前部長が久しぶりに佃製作所に】

これが今度の新型バルブですか？と
試作品を見る財前部長です。

佃は、
耐久性を上げるためにこのダイヤフラグを２枚にしてみたんですが、
これどう思いになりますか？

素晴らしい、と財前。
佃は、
ジェスチャーをし「手で仕上げました」と言います。

財前は、
相変わらず素晴らしいと絶賛します。

「・・機械だから正確で、人の手だから精度が落ちるなんてことは
ありませんよ・・」
と山崎はもの作りに携わる者の誇りがあります。

【シュレッダー】

佃は、
実は今日はもう一つ見てもらいたいのがあるんです。

「なんですかこれは」
とその試作品を一瞥した財前は目を丸くするのです。

それは、一見すると内部が空洞の合金製の筒で、
果たしてそれがなんなのかまったく想像がつきません。

佃は、
それは、「シュレッダーの試作品」です。

「百聞は一見に如かず」やってみましょう。

まさに水素エンジン内に似た環境で
バルブ内を燃料が通過している状態です。



佃、
ここにかつて不具合を起こした、この遺物を、こいつを混入してみます。
どうなると思いますか？

財前・・・
バルブにひっかかって異常を引き起こす。

突如、財前の目の前で、何かに反応したようにシュレッダーが稼働します。

財前・・・
正常に作動している、そしてバルブ内を見ます。

「遺物が消えている・・」　「なんでこんなことが出来るのだ・・」

センサーですよ。と山崎は応える。

エンジン内に遺物が混入した場合、
それをセンサーが察知して粉砕するのです。


まさに水素エンジンにおけるシュレッダーと言うわけか？
財前は満足しています。



財前は、
今日はいいものを見せてもらいました。
佃さんらしい遊び心がある。

そして財前はいいます。
あのシュレッダーは我々と（帝国重工と・・）

佃は、共同開発ですか？

そしてもうひとつのお願いをします。
御社にはたぶん医療機器部門がありましたよね。

ある開発案件を支援していただきたい、シュレッダーの共同開発には
それが条件です。

財前は、
その開発案件と言うのは・・・

佃は・・・
心臓手術に使う「人工弁です」我々は「ガウディ」と呼んでいます。

佃は言います。
内の（佃）若い者が格闘して開発しています。

ガウディが完成すれば、心臓の病変に苦しんでいる多くの患者、
特に子供たちの命を救うことが出来きます。

財前は、
率直に言ってそう簡単なことではない、内（帝国）の医療部分は
検査部品であってこういうリスクの高い医療機器は扱ってない。

佃は、
簡単じゃないのはわかっています。
だからこそ財前さんに頼んでいるだ。

どうか手を貸してください。この通りだ。
と佃はテーブルに手をつき、深々と頭を下げました。

財前は、
わかりました。
とにかく医療部の担当に話してみましようと言い、佃製作所を
後にします。

【山崎と佃】

目には目を、歯に歯を、
共同開発には共同開発だ！と言う佃は山崎に向かって
言います。

【感想】

モノ作りの本質をしっている佃と財前は今では息の合う「仲間」
ですね。

片や中小企業の社長、そしてもう一人は日本を代表する世界に
知れ渡った大企業の部長、立場は違うが目的は同じです。

このような志が同じもの同士的存在が池井戸潤さんが表現
したい内容だったとこのシーンから感じましたね。

志が同じ人は息が合う。










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