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下町ロケットの第1話、弁護士キャストに恵俊彰が登場。 [TVドラマ]

【神谷修一】

6月最初の月曜日に神谷弁護士の事務所に伺うことになった。

その神谷弁護士の役を「恵俊彰」さんが演じています。
恵俊彰さんはお笑いタレントでコンビは「ホンジャマカ」の
ツッコミ担当です。
タレント、俳優として幅広く活躍しています。

1964年生まれで鹿児島県鹿児島市出身、
ワタナベエンターテイメントの所属です。






さて、ドラマは神谷弁護士の事務所のシーンです。
会議室の大きな部屋に通され、待つこと数分で神谷弁護士は
入ってきました。
意外なことに佃と同年代で人なつこい雰囲気の男です。

神谷は「ナカシマ相手では、一般の弁護士だと太刀打ちできない
ことが多々ありますからね」と言った。
佃の心を読んでいるのか?

それから小一時間ほどの裁判の打ち合わせ、と言うより神谷の
興味と感心、そしてなにより疑問を解消するためのレクチャーに
時間は割かれました。

神谷は弁護士の仕事でも技術者としても一流の人間なのです。
佃はそんな技術系の話をしている神谷がとても頼もしかった。

しかし、神谷の応えは佃の期待に反して、
「佃さんの主張はよくわかりますが本件の場合、法廷でそれを
完璧に認めさせるのは難しいかもしれません」
と言ったのだ。佃は落胆した。

期待していたことの裏返し、ショックは大きい。
特に優秀かなと思った先生から言われると絶望的になってしまう。

佃は「ウチの技術が特許侵害なんて、言いがかりだ」、と、
不機嫌になっていました。

「それどころか、ナカシマ工業の特許はそれ以前に取得した
特許に極めて似ているんですよ、それ自体が特許侵害だろう」

【特許について】

興奮する佃に神谷は冷静に問いました。
「なんでこうなったかわかりますか?」と神谷は、
「失礼ですが、佃さんが以前取得された特許がよくなかったからです」
と佃がまたまた興奮することを言った。

要は、「コップというコンセプトそのものを発明したことが
どれだけ素晴らしくても、
・・・つまり最初の一歩を発見した件でも、
その特許を十分生かしきれていません。

円柱状でプラスティック製だと定義したことで、
範囲を狭めてしまったんですよ」と
包括的な特許でなく、絞られた特許であったと。

「ナカシマ工業の特許は、そこを突いて、
様々な形の素材まで含めた包括的な
特許申請をしているのです」そうすると、

佃さんが、次に角柱のコップを製作すると、
それは特許侵害だということになってしまう。
いま起きている特許訴訟はそういう構図になっているわけです。

【池井戸の表現】

ここが、池井戸潤シリーズの素晴らしい場面だと私は思います。
特許で訴訟、その言葉だけで一般人はわからなくなってしまう。
それを解りやすく説明しこの場面展開している。
読者は次の展開が知りたくその世界にのめり込んでしまいますよね。


【契約成立】

ハラハラドキドキだ。
神谷は一週間の時間をいただけないか。と佃に言い、
この案件を受けることになりました。

実は神谷は、ナカシマ工業の顧問弁護士事務所にいました。
運営方針をめぐって対立し袂と分かったという神谷にとって、
この件は特許訴訟という以上の意味があるのだろう。

お互いに固い握手をし、契約成立である。






絞り優先AE

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